痴呆を理解する為の法則

Posted on 2月 8th, 2008 by katu in 痴呆 | Comments Off

①記憶障害の法則
 1、新しい事を覚えられない。同じことを何度も質問。
 2、出来事の全部を忘れてしまう。
 3、現在から前の数年~数十年の記憶がすっかり消えている。(例→過去の自分に戻り40才でいるつもりで妻を母親と間違える等)

②症状の出現強度の法則
身近に接する人に対して痴呆の症状が強く出る。
例えばいつもそばにいる嫁に対して「私の財布を盗んだ」等妄想の症状を出す。
一方、勤めで留守がちの息子にはあまり症状が出ない為 理解されず適切な治療が行われにくい。
そして更に悪化し 悪循環に陥ってしまいがち。

③自己有利の法則
自分に不利な事は認めようとはしない。
財布の置き場所を忘れれば「おまえが盗んだ」と人のせいにする。

④まだら痴呆の法則
正常な部分と痴呆の部分が交互に現れる。痴呆かと思えば急にまともな事を言ったり等

⑤こだわりの法則
一つの事に集中するとそこから抜け出せなくなる。(例→財布の置き場所を忘れてそれを人のせいにすると、その財布が見つかるまでいつまでも疑いを捨てない)

⑥感情残像の法則
自分の言動はすぐ忘れても感情は残像のように残る。
(例→失敗して注意されると 注意された事だけ覚えており不信感や猜疑心を募らせていく)

⑦了解不可能の法則
夜、大声を上げて家族の名前を呼んだりわめく事がある。
心の中に浮かんだ不安感が恐怖に変わり耐えられなくなってパニックと起こす。
知的能力が低下しているので常識的な事でも理解できない状態と割り切って接する事が必要です。

痴呆高齢者とは

Posted on 2月 5th, 2008 by katu in 痴呆 | Comments Off

痴呆高齢者とは、顕著な物忘れと判断障害のために日常生活に支障をきたした高齢者をいいます。

高齢者の痴呆の多くは、血管性痴呆とある津杯アルツハイマー型老年痴呆。
全身性疾患に伴う意識障害やうつ状態でも物忘れや知能の低下をみるので鑑別を要します。
初期には何回も同じことを繰り返し話す症状で始まり、徐々に失語や作話の症状がでる。
更に進むと、妄想や幻覚、不穏、徘徊などの精神症状や問題行動が起こります。
重症になると、親しい人や子供の顔も見分けられず、自分の名前すら分からなくなってしまいます。
しばしば医療との連携も必要です。
本人は痴呆の自覚がなく、自分の行動にプライドを持っているので、周囲との意志疎通が出来ないことをもどかしく不安に感じます。
病気が進んでも、感情は保たれ、相手の反応に敏感で傷つきやすいものです。

痴呆高齢者とのコミュニケーションのとりかた

Posted on 2月 1st, 2008 by katu in 痴呆 | Comments Off

ポイント
◇人間は痴呆を抱えていても適切な支援があれば幸せに生きられます。
その人をそのまま受け入れ、出来るだけ心の安定と安らぎが得られる環境を保ちましょう。

◇個々の障害の程度やこれまでの生活状況をよく知り、その人の生き方、性格、習慣に合わせた対応をしましょう。
手慣れたことは出来るだけやってもらうこと。

◇痴呆性高齢者は過去や未来とのつながりのない今を生きています。
「今この時」を大切にしましょう。

留意点
◇介護者は明るい笑顔と優しいまなざしで温かく接し、なじみの関係を保つこと。

◇否定的な言葉や態度は屈辱感や悲しみ、不安を増強するので、常に高齢者の心を肯定的に受け入れましょう。

◇自尊心を傷つけないこと。
きちんと姓名を呼び、幼児扱いはしないように。

◇論理立てて説明するのではなく、細やかに表情や反応の変化をとらえながら、気持ちを通わせ納得してもらうこと。

◇ゆっくりとその人のペースに合わせて、決して焦らないこと。

◇同じことを繰り返しても初めて聞いたかのように丁寧に接しましょう。

◇大切なことは簡単な形にして一回に一つのことを伝えましょう。

◇相手の身体に触れられる所まで近づいて、その人に分かるはっきりとした言葉を使い、穏やかに接しましょう。

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